01夢→実現

かっこいい女性になりたい
新保 匡乃

アールビバンに出会うまでの自分

私の原点「中途半端な自分ではいられない」

兄に憧れて始めたバスケットボールは、小学2年生から大学の終わりまで毎日のように練習し、試合に出続けていた。
その傍らで、中学校では生徒会活動にも取り組んだ。文化祭、体育祭、学校全体のイベントを成功に導くために全力を注いだ。
商業高校では資格試験に全力で取り組んだ。学校から推奨されていた資格の殆どを在学中に取れた事は、ちょっとした自慢だった。

女手一つで私達三姉妹を育て上げ、家事も仕事も手を抜かずに全力で取り組んでいた母親を見ていたからこそ、どんな事をするにしても中途半端ではいたくなかった。

部活動も学業も、プライベートも、常に全力で。何をするにしてもやりたい事をやり抜き、満足のいく成果を出すまでこだわる事は私の原点だと思っている。

アールビバンとの出会い

「営業職」しか、私は見ていなかった。人と接する事が好きだということもあったが、何よりも自身が独り立ちできるだけの圧倒的な力を身に付ける事や成長できる仕事がやりたかったからこそ、辛い・厳しいというイメージのあった営業職を敢えて選択した。

大学の部活動ではどれだけ頑張ってもレギュラーになれなかった、という悔しい経験をしたからこそ、社会人になってからは圧倒的な成果を上げたい、成長したいという気持ちが強かった。

様々な会社を見た中で、シンプルに一番成長出来そうだと思えたのがアールビバンだった。生活必需品ではない「絵」を売るためのハイレベルな営業能力、お客様の信頼を勝ち取る力を身に付ける事ができれば、今後どんな仕事でもクリアしていけるのではないかと考えた。大学時代に経験した日銭を稼ぐ為のアルバイトではない、「仕事でしかできない経験」を通して成長したかった。

そして何よりも惹かれたのが、「一緒に夢を追い掛け続ける事ができる仲間」の存在だった。
面接の中で「大阪の組織創りに力を貸して欲しい」と言われた。今まで経験してきたような格式張った面接とは違い、面接官の方が人生を掛けて本気で追い掛けているミッションや夢を熱く語り、そしてそれを託してくれたのは初めての経験だった。
面接官と応募者としてではなく、一人の人間として、仲間として私を見てくれているという確信を持てたように思う。

「中途半端な自分ではいられない」という気持ちを今まで以上に本気で考え、全力で仕事に取り組める仲間がいる環境だからこそ私も全力で走り続けられる。
そう思った時には、アールビバンに入社してからどうやって早期に成長していくか、それだけを考えていた。

アールビバン入社時の夢

かっこいい女性になりたい

仕事、家事、子育て、プライベート。どんな事にも全力で取り組み成果を出している母の姿が、私の目指す道の先にはあった。
なんでもできて一切の妥協をしない母の姿は、心の底からかっこいいと思えるものであり憧れる目標だった。

かっこいい女性を目指して全力で働く中で、社会に出て活躍している姿を見せる事は母への恩返しにもなると思っている。
「自分のやりたい事をやりなさい」と言い、私に広い選択肢を与え続けてくれていた母に対し、お陰でここまで成長する事ができたという感謝の気持ちを後ろ姿で伝えていきたい。

アールビバンで働く人は女性の方々も非常に多く、結婚・産休・育休等様々なライフイベントを経て尚活躍を続けている。
周りにいる沢山のかっこいい女性達を追い掛け、追い越す勢いで成長していく事が私のやりたい事である。

人として向き合う

生半可な覚悟で入社したわけでは一切無かったが、1年目は苦労の連続だった。絵について知識が0の状態から学び、お客様との接し方を学び、毎日遅くまで残って必死に頑張っていても中々成果には結びつかず、1年目の成績は最下位に近いものであった。

崖っぷちまで追い詰められて、それでも尚食らいついて成果を出したいと思っていた時に、「大阪の組織創りに力を貸して欲しい」という面接の時に言われた言葉を思い出した。

私は今まで絵の良さ、絵を持って貰う素晴らしさを型通りに話していた。しかし私が惹かれたアールビバンの先輩は、私自身・そしてお客様にも型通りではなく、人として本気で相手に向き合い熱量ある言葉を伝えてくれていた。

前提となる知識や考えを正確に伝える事も勿論大切である。でもそれ以上に大切なのは、お客様にとって私自身が一番良いなと素直に思える提案を、率直に伝える事。私の感情を、熱をダイレクトに伝える事。
それに気付いてからはお客様への接し方を抜本的に変えていった。

アールジュネスの楽しさ

アールジュネスはアールビバンの中でも独特な、常設の店舗を持つ部門である。
いつでもお客様が通える、継続的に話せる場があるアールジュネスだからこそ、新しい接客スタイルは非常にマッチしたと思っている。

お客様の気持ちに寄り添いながら私がどう思うか、何を魅力として思っているのかを素直に伝えていく。その中で心の底からお客様と繋がる事ができた。

一番印象に残っている、とあるお客様とのエピソードがある。
展示している絵を気に入って頂けたものの、最終的に購入を迷われているお客様から「新保さんはなぜここで働いているの、なぜこの絵を勧めてくれているの」というお言葉を頂いた事があった。
それに対して私は、素直に思った通りの答えを出した。
「絵はずっと傍にいてくれるもの。一生涯人の心に寄り添い、心の豊かさを創る助けとなってくれるもの。そんな商品を提供していく事ができる仕事だからこそ、この仕事を続けています」。
そう答えた時に「それなら新保さんから買います」と笑顔で言って頂く事ができた。

アールジュネスでは、本当にお客様との距離が近い。
だからこそお客様の為に本音でお伝えすることはもちろん、誠実で居続けなくてはならないと思う。

今では差し入れを持ってきてくれるお客様や、誕生日プレゼントをくれるお客様さえいらっしゃる。このような関係性を築けたのも、私が仕事に対して本気で、そしてお客様に対しても本気で向き合ったからこそだと思っている。

今後の夢

組織を創りたい

私の目指す「かっこいい女性像」には、まだまだ辿り着けてはいない。
ただ入社してから、視座はどんどん上がってきているように感じている。

一人で接客ができるようになって、新卒社員のトレーナーをするようになって、採用に携わるようになって。
新しいミッションを任せられ、尊敬する女性先輩社員達を追い掛ける度に少しずつ「私一人がプレイヤーとして成長する為にどうするか」という目線だけではなく、「チーム全員の個性を活かした、活気のある組織を創る為にどうするか」を考えるようになった。

入社した当初は、かっこいい女性を目指す為に目の前の業務に必死に取り組む事で、私の事だけを考えるので精一杯だった。
今思うのは、私だけではなく目の前のお客様だけではなく、仲間になりたいと輝いた目を向けてくる採用面接の学生達とも、私を慕う新卒1年目の子達とも、精一杯に向き合う事。

私の思う最高にかっこいい女性、母親は、いつも自分の事だけを考えず周りの誰かの事を考えていた。
一緒にいてくれる仲間達が「自分のやりたい事をやれる」、そしてそれを活かして組織全体が活性化するように。
今度は、私が人に選択肢を与える番だと思っている。

想いを持って働いて欲しい

今の世の中には、働くのを苦しい事・辛い事として捉えている人が沢山いると思う。
それが必ずしも悪い事だとは思わないが、せっかくなら心の底から仕事を楽しいと思いながら、やりがいを持って働く人達が増えれば、もっと心が豊かになっていくのではないかと思っている。

その為には就職活動をする学生達全員が、後悔する事なく自分の中での確固とした想いを持って欲しいと思っている。
自分は人生を掛けて何がやりたくて、それに対して会社は何を提供する事ができるのか。採用面接に来る学生達にも全力でぶつかっていく中で、お互いの想いを重ね、ずっと傍にいて頑張れる仲間や組織を創っていきたい。

6人の社員の夢→実現